残念な男

ウェディングだらけの3月。すでに相当疲労がたまっておりますが、

土曜日は弟の結婚式でした。

弟が高校生の頃までしか一緒にいなかったので、すっかり忘れていたのですが、

うちの弟は、大変残念な弟、大変無念な弟なのです。





残念な人間を身内にもつと、悲劇です。

兄弟でまったく似ていないのをいいことに、学校で何回他人のふりをしたことか…。

残念な兄を嘆く、千原ジュニアの気持ちがよくわかるのです。


＜残念なエピソードの一部＞

集団登校時、必ず犬のうんこを踏む。翌日もさらに乾いた同じうんこを踏む。本人はまったく気づいてない。

犬に毎日追いかけられる。子犬にも追いかけられる。

「一番チビな男子は、ブルマをはいて男同士フォークダンスを踊らないといけないんだよ。」と夕食時にからかったら、翌日姉のブルマを学校に持っていって驚かれる。

新しい文房具等をもたせると、必ずぼろい他人の名前が書かれたものに変身する。

お買い物にでかけると、必ず迷子のアナウンスが流れる。

夕方になっても帰ってこない。警察に捜索願をだすが、よその家でご飯食べてお風呂に入って寝ていたりする。

外で家族写真を撮るとき、必ずズボンを降ろす。必ずやるので、幼少期のまともな家族写真が一枚もない。数年後その写真たちをみたら、問題の部分はすべて鉛筆できたなく塗りつぶされていた。

バス停で並ぶすごく太った人をみて、「ねー。おねーちゃん、みて。このおばさん、すっげーデブ！！」と叫ぶ。

バスで買い物に行った帰り、バスをきゃっきゃと降りて道を渡っているところを車にはねられる。救急車が来たが、サイレンの音が怖くて大泣きして、乗車拒否する。

夜でかけたときのこと。嬉しそうにきゃっきゃと走ってきたが、駐車場の前にあった鎖に気づかず、鎖にラリアートされて、後ろにひっくり返る。したたか後頭部を打って、吐き気をもよおし、数日入院する。





こんな大変残念な弟ですが、新婦は柴咲コウ似のすごい美人。

しかも10歳も年下。

釣り合わないとか、もったいないとかいうレベルではありません。

サギにでもあってるんじゃないかと。



今は空前のお笑いブーム。

残念な男も、おもしろい男にカテゴライズされるという。。

時代が弟に味方してくれたようです。

※たとえブームが去っても、残念な男の返品は受け付けておりません。